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コラム

【Vol.3 テーブルクロス×世界食材デー】SNAPはご存知ですか?

皆さん、SNAPというものをご存知でしょうか?
SNAP(Supplemental Nutrition Assistance Program=補助的栄養支援プログラム)とはアメリカ政府が低所得者や高齢者、障害者などに提供する食料支援プログラムで、以前はフードスタンプと呼ばれていました。
アメリカでは貧富の格差がより広がってしまったこともあり、SNAPは2012年のUSDA発表では約4667万373人、7人に1人が利用しています。
 
このSNAPという食料支援プログラムは、雇用対策と国民の栄養に配慮した適切な政策だとされていますが、実は受給者の健康に深刻な問題を与えています。
 
というのも、SNAP受給者の多くは一食の予算が約130円なので最安値コーナーの加工食品や缶詰やインスタント食品を買い求めます。
 
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これらの食材は栄養価が低く、食べ続けることによって肥満になり、結果として糖尿病、心臓病、脳卒中、ガン、睡眠時無呼吸症などの重大な健康被害を引き起こします。
また、近年経営難の学校は経済難からファストフード企業と契約する場合があり、マカロニチーズやピザなどの高カロリー給食は肥満児童を作り上げてしまいます。
アメリカでは貧困児童の肥満率が高く、糖尿病などの医療費が増え、結局、低所得者層の家計を圧するという悪循環が起こっています。
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先進国であるアメリカでの食料問題、いかがだったでしょうか?
餓死とはまた違った食にまつわる問題。
世界にはさまざまな食糧問題がありますね。
10月16日は世界の食料問題を考える日として国連が制定した日、世界食料デ―の日です。
10月18日にはその世界食料デ―を広めていくために、食料フェスティバルが開催されます。
フェスティバルは今年初めての開催となりますが、食に関する問題をただ知識として知っているだけでなく、実際に問題に対して何かアクションを起こすきっかけになればと思っています。
開催日時:2015 年10 月18 日(日)10:30-17:00(雨天決行)
開催場所:
関東 葛西臨海公園(東京都江戸川区臨海町6)
関西 梅小路公園(京都府京都市下京区観喜寺町56−3)
入場料:無料

主 催:世界食料デーフェスティバル 2015 実行委員会、一般社団法人日本国際飢餓対策機構
後 援:外務省、国際連合食糧農業機関(FAO)駐日連絡事務所、 東京都(予定)、江戸川区、フード・アクション・ニッポン推進本部、 独立行政法人国際協力機構、なんとかしなきゃ!プロジェクト、 国民生活産業・消費者団体連合会
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