2019年11月支援報告について

インド・ダージリンの子どもたちへの支援報告書 [ESA]

ダージリンと言ったら「紅茶」。ダージリンは紅茶畑が一面に広がり、ヒマラヤ山脈を望む標高1600メートルにある街です。そこにはグルカ族というネパール系民族が住み、労働者として働いています。

2017年、言語闘争に端を発した3か月以上に及ぶストライキがダージリンで起きました。茶園も閉鎖され、商業活動も完全に停止、紅茶農園も閉鎖されたため、日雇い労働者が大半を占めるダージリンでは、人々の生活に大きな影響が出ました。それから2年が経ちましたが、一度落ち込んだ経済がもとに戻るまでには想像以上の時間がかかります。特に農村部ではその影響が大きく、子どもたちの栄養状態も悪化しています。

 

 

ESAはこれまで、ダージリンの学校は生徒数が多いこと、給食を調理するスペースがないことから、通常給食支援を実施していませんでした。しかし、ストライキの影響が続く中、2019年度に限り、ダージリン農村部にあるノートルダム校で子どもたちの栄養補給のためにビスケットやゆで卵を提供したい、との要請がありました。来年以降は支援に頼ることなく食料を確保できるように「生活向上プロジェクト」*1も同時に実施していますが、当面の子どもたちの健康のために、緊急支援*2の延長として依頼がありました。

⋆¹「生活向上プログラム」 ノートルダム校の保護者の中でも生活に困っている世帯に、豚や牛、ヤギを買う代金を貸与。1年間飼育後に売却した金額から貸与金を学校に返金、残った売上で子どもの教育費や自分たちの生活費を捻出させるよう指導しているプログラム。

⋆2「緊急支援」2017年に起きたストライキでは、ダージリン全体の経済が止まり、子どもたちは目の前で繰り広げられる銃撃戦などで大きな精神的打撃を受けた。ESAはそういった子どもたちを元気づけるための緊急支援を実施。食べることすらできなかった子どもたちに簡易給食などを配布した。

このプロジェクトで、学校に通う子供達の笑顔が増えたことは間違いありません。

また、生徒の両親は利益をもらうだけではなく、自分たちが創造的にお金を稼ぐために多くを学ぼうと努力をしました。これは、彼らが家族を築き上げていくことにも繋がりました。

昼食を知らせるベルが鳴ると、子供達は一斉にクラスごとに卵のトレイを取りにいきます。彼らがより良い健康を意識し、昼食から栄養を取ることが可能となりました。彼らの両親もこのプロジェクトに非常に感謝しています。

皆様の支援のおかげで、インド・ダージリンの子供達が学校に通うことができています。

皆様の温かいご支援とご協力をありがとうございました。

 

 

<学校情報>

インド・ダージリン ノートルダムスンブック校    350名

ノートルダムカインジャリア校  580名

 

<このプロジェクトの特徴>

他の給食支援とは違い、経済状況の悪化に伴う一時的な緊急支援としての給食支援であり、来年度以降は、自立を目指して収入増プロジェクトにも力を入れている点。

 

<必要経費>

カインジャリア校 35,028INR/month

スンブック校   21,960INR/month

合計       56,988INR×1.8円=102,578円/1か月

 

(詳細)

【1】ノートルダム カインジャリア校 生徒数:580人
卵1個4.8ルピー×580人=2,784ルピー(1回の給食代)
2,784ルピー×3日/週×4週/月=33,408ルピー
運送代:1,800ルピー/月
合計:35,208ルピー

【2】ノートルダムスンブック校 生徒数:350人
4.8ルピー×350人×3日×4週+1,800=21,960ルピー

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。