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Home / NPO紹介  / 【協力団体紹介】学生にできる最大の支援を~学生だからできること・考えられること~

今回は、学生だからできることを基にフィリピンへの支援を行っている学生NGO団体ESTさんをご紹介させていただきます

テーブルクロスの協力団体でもあり、国際支援に積極的に取り組むESTさんです。是非ご一読ください✨

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「学生である私たちに支援できることはなんだろう。そのなかで辿り着いたのは、教育支援という形でした」。

■ESTのはじまり

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「私たちは、フィリピン共和国やビサヤ地方を中心に子どもたちへの教育支援を行っているボランティアサークルです。2003年に早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)主催の『海外ボランティアリーダー育成プロジェクトinフィリピン』として始まり、建設活動を中心に取り組んできました。その後2年の活動を経て、プロジェクトで得た経験を活かそうと『学生NGO団体EST』を作り、学生主体で教育支援を行うようになりました」。

教育支援にこだわっているのは、どうしてでしょうか。

「教育支援の良いところは、フィリピンの人々に私たちが持っている知恵を伝えることで、自分たちの問題を自分たちで考えるきっかけ作りができるということです。私たちは教育支援の先にフィリピンの人々が自国の問題を自分たちで解決できるようになると信じています」。

フィリピンでの社会問題とは何でしょうか?

477「フィリピンには、家庭が貧しいために学校に行くことができず、働かなければいけない子どもがたくさんいます。働く中にも問題があり、都市部では富裕層が捨てたゴミの中からお金になるものを探し、それを換金することを職業とする人が大勢います。ゴミ山には伝染病が蔓延し、危険な環境の中で仕事をすることになります。つまり、生まれながらに教育が受けられず人生が決まってしまうと言っても過言ではありません。このようなことを聞いて、みなさんはフィリピンの人たちって不幸だなと思うかもしれません。しかし、フィリピンの人々に『あなたは幸せですか』と聞くと多くの人は、自信を持って『幸せです』と答えます。なぜなら、フィリピンの人たちは、何よりも家族や親戚、友だちと過ごす時間を大事にしているからです。それができている多くのフィリピンの人々は幸せを感じて生きています。私たちはフィリピンの人々にこの素晴らしい価値観を尊重しながら、教育支援を通して自国の問題を解決することを応援できると信じています」。

■教育支援への想い

活動していく中で、メンバー内での共通した想いなどあれば教えてください。

「ESTのメンバーは全員大学生です。学生の本業は勉学なので、私たちができる活動には残念ながら限界があります。しかし、学生だからこそできる活動があるのではないでしょうか。常にそばで寄り添うことができない以上ハード面での支援(物資・建築支援)ではなく、対話を重視したソフト面での支援(教育支援)こそが私たちにできる最大の支援の形だと考えています。また活動の基礎であるMission、活動の大目的であるVision、そして活動の将来図であるFutureを持っています。

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【Mission】

  1. 子どもたちが未来を思い描くためのきっかけ作り
  2. 実現のための最大限のサポート

【Vision】

  1. 子どもたちが思い描く未来を実現する

【Future】

  1. フィリピンの自立

活動の理念として『活動を楽しむ』、『活動に継続性を持たす』、『活動に責任を持つ』をメンバーと共有しています。私たちの活動は全てここから成り立っています。

では、具体的な活動内容について教えてください。

「団体としての活動は毎年春・夏に行う現地での教育活動、国内における現地活動の準備と広報活動の3つを中心に取り組んでいます。また私たちは、4つの部署に分けて活動しています。1.現地フィリピンでの活動計画及び渡航の報告を計画する海外事業部。現地の人のために最大限にお手伝いできるような渡航にするために、コーディネーターの方と連絡を取ったり、現地での活動を組みたてたりしています。いわば、ESTの大黒柱的存在ですね。2.国内における啓発活動を中心となり計画する国内事業部。ESTは渡航に行っていない期間は何をしているの?という質問をいただきますが、活動は渡航だけではありません。国内事業部では、11月に行われる早稲田祭での写真展や2月のチャリティーイベントを支えています。3.より多くの人に活動を知ってもらうためにSNSを中心にESTを広める広報部。『Into the Village』というESTの活動を紹介した冊子作ったり、早稲田祭、渡航報告会、イベントなどで使うムービーを創ったりしています。4.活動を行うにあたり必要な物資などを企業様や一般の方々から協賛をいただいてフィリピンの小学校へ届ける渉外部。去年は、クレヨン、画用紙、リコーダー、チョーク、歯ブラシなどの協賛をいただきました」。

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■ESTを作っていく仲間

最後に一言お願いします。

「私たちもテーブルクロス使っています!これからもっと広がっていくように今回はご協力させていただきました。またESTでは現在、ESTは一緒に活動してくれるメンバーを募集しています。私たちと一緒に学生にしかできない活動をしてみませんか?2年生からの参加も大歓迎です!詳しくは学生NGO団体ESTのホームページをご覧ください!」。

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