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Home / 城宝ブログ  / 【CSRの取り組みは企業単位で取り組んでいて当たり前だ!という私たち日本人。CSR=ボランティアや寄付のイメージが強い人はどのぐらいいるのか。】

テーブルクロスの城宝です。
今回はやや長いブログになりましたが、論文を書くのも好きなので久しぶりに問題提起をしてみました!
CSRの取り組みは企業単位で取り組んでいて当たり前だ!という私たち日本人。
CSR=ボランティアや寄付のイメージが強い人はどのぐらいいるのでしょうか。
近年では、様々なCSR活動のカタチが生まれてきました。
企業が継続できているのもこの街があるおかげなので地域のごみ拾いをして街を綺麗にしよう
こどもたちの夢や未来への後押しをするために途上国に学校を建設しよう
環境改善をするために植林をしよう
このように、企業は利益のなかの一部を、社会貢献活動、つまりCSR活動にあてるという考え方が浸透しているように思います。
テーブルクロスを立ち上げてから様々な企業とお話しをするなかで、企業自体が、社会やステークホルダーと言われる消費者、従業員、株主、仕入先、地域社会、行政などに対して果たすべき責任について見つめ直しているように思います。
企業は利益を求めて活動する組織。
価値のある商品を消費者に提供し、その対価として得たお金で従業員を雇用。株主への配当や国へ税金を納めるなど、営利活動によって社会に貢献しています。
でも、私が少し疑問なのは
景気が悪くなり企業の利益が減少した場合、企業の利益を生まない社会貢献への取り組みはどのようになってしまうのだろうかという点です。
私は、7年前にアメリカのフロリダへ行きましたが
そこで見た光景は、今のビジネスをする上で大きな影響を及ぼしています。
高校1年生で訪れたアメリカフロリダ州オーランド
社会課題を解決するために立ち上げた組織が、利益をきちんと創造しながら社会貢献をしていました。
地域のママさんたちが中心となった、チアリーディングを応援する組織であっても、
海岸のごみ拾いをする組織であっても、
こどもたちの教育環境を最大限に整えるための組織であっても、
補助金をもらうことはせずにきちんと利益の創造を行ったうえで社会貢献をしている。
私自身、小さな頃から図書館のボランティアスタッフや、街のごみ拾い活動などに参加してきたことから、社会貢献活動はボランティア活動だとばかり思っていましたが、そうではない。
同時に、企業が事業を運営した利益の一部は、社会貢献活動、CSR活動のために寄付することが当たり前だとばかり思っていた。
しかし、アメリカに行き、価値観がガラッと変わりました。
本当に社会課題を解決させるために、一番必要なことは継続・存続させることで、利益の創造と社会貢献を同時に実現することだ、と。
そして、CSR活動は寄付をするだけの単発な関係ではなく、
社会貢献活動自体から利益を創造する仕組み作りを行うことの方が
今後100年後の日本をつくりあげるにあたり重要なことなのではないか、と。
社会課題を解決するために、その現状を知った人が気軽に関わり、
ライフワークのなかで継続的な支援を行うことができる方が課題解決に繋がるのではないか。
そんなことを、高校1年生の私は考えていました。
このような状況を解決するのがテーブルクロスという商品です。社会問題の問題に取り組むブランドについて、私たちが消費者という立場から飲食店へ予約をすることで、予約が企業への利益をもたらすことになり、その利益の中から社会問題の解決のためにお金が使われる。
このような一連の行動が同時に実現でき、その結果、テーブルクロスブランドはビジネスもチャリティも成立させられることになるのです。
企業の利益を期待する株主、従業員など消費者以外のステークホルダーからも支持が得られ、企業が社会問題に取り組むことを後押しすることにつながるのです。
2015年1月。
その想いが、まさか「CSV」という
Creating Shared Valueという概念であるということを知るまでコトバになっていませんでしたが、ハーバル大学マイケルポーター教授が提唱した概念こそ、今私が日本で文化として広めていきたい考え方だと思っています。
CSRは、
企業の事業で生まれた利益の一部を社会貢献活動にあてるという考え方。
CSVは、
企業の事業自体のなかで社会貢献活動も含む構造にしているという考え方。
まさに、利益の創造と社会への貢献が同時に実現できる文化こそ、私がつくりたい社会。
もともとこどもたちに思い入れがあってはじめた社会貢献型グルメアプリ「テーブルクロス」には、今、大きな夢と期待が詰まっています。
こどもたちの夢や目標を一歩後押しする環境を創りたい。
この想いに共感する方々の出会いに恵まれ、今では大きなビジョンを乗せています。
世界には困っている人たちがたくさんいます。その人たちの状況に「待った」はありません。企業に勤める社員の中で、企業はもっと社会問題に取り組むべきだと考える人がたくさんいます。
しかし、多くの企業は「チャリティ」への取り組みと、利益を創造しなければならない「ビジネス」の狭間で試行錯誤しています。
ビジネスとチャリティを両立するテーブルクロスの商品を応援し、社会問題に積極的に取り組む企業を増やすこと。それもまた私たちができる社会問題への解決行動の一つなのではないでしょうか。
今後も積極的にメディアで発信していきたいと思います!
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